もともと「ダイニング蔵」という居酒屋さんが入っていた店舗をリフォームしてオープンしたのは『炭火ステーキ重 月夜に米と牛』。
場所は南魚沼市の山崎新田、291号線沿いの角にあるあの店舗ですね。
大和スマートインターから車で5分くらい。
メインで扱うのは炭火のステーキ重でコンセプトは「南魚沼産コシヒカリを一番美味しく食べるには」とのこと。
オーナー兼シェフの山本さんは高校卒業後、湯沢のホテルで洋食のコックとして働いたあと市内の飲食店で10年ほど修行を積みました。
40歳になったタイミングで合同会社「浦佐ミール」を立ち上げ、令和5年10月17日に月夜に米と牛を開店し独立開業に至りました。
飲食店の働き方を改善したいという思いもあり「昼はランチのみ」「夜の宴会は完全予約制」というスタイルを追求。
また諸々のオペレーションを簡略化することで、誰もが楽に働ける場所を提供したい……という強い想いがあります。
そんなこだわりをもった月夜に米と牛の看板メニュー「炭火ステーキ重」をいただきましたので、早速いってみましょう!
おすすめの席は……
まずは店内。
テーブル席と座敷席、カウンター席があり、モダンで明るい雰囲気で好感がもてます。
おすすめは入って突き当たりの田園が一望できる特等席。
元々はブラインドがいつも降りている座敷の席だったのですが、リフォーム会社の方が「この素晴らしい風景をお客さんに見てもらいましょう!」という鶴の一声に、ブラインドを外してカウンター席に変えたのだそうです。
秋には黄金に実った南魚沼産コシヒカリの稲穂を見ながら南魚沼産コシヒカリをいただく、という贅沢が味わえるとのこと。
これはたまりませんね!
注文は入り口入ってすぐの食券機でどうぞ。
タッチパネル式の最新のものなので、少し操作にとまどうかもしれません。
そんなときはスタッフに声をかけていただければやさしく教えてくれるとのことです。
こだわりの越後牛
ステーキ重につかうのは長岡市が発祥の「越後牛」というブランド牛。
新潟県産の食材にこだわりたい、という山本さんの想いが反映されています。
ほかにもお米はもちろん、料理に使う水も地元の湧水を使っているそうです。
そんな越後牛をグリルするのは備長炭。
炭の香りをつけることで肉に香ばしさがプラスされ、より旨みが増します。
また圧倒的な火力で外はしっかり、中にはじんわり火を通すことができ、レア感が残るように火入れすることができるとのこと。
備長炭でしっかり火入れ
しっかり網目がつくように両面を焼くこと5分くらいでビジュアル最強の肉に仕上がりました。
この視覚情報だけでご飯が食べられる!!
越後肉の食感を最大限に引き出す厚さに切り揃え、重箱のご飯が見えなくなるまで敷き詰めていきます。
次に肉とご飯の最高のコラボを演出する甘めの秘伝ソースをまんべんなくかけていきます。
最後にみんな大好き卵黄をど真ん中に置いたら完成!
「月夜に米と牛」この卵黄が月夜を演出している……のであろう。笑
自慢の炭火ステーキ重
ということで、いただきます。
まずはお肉から。
越後牛ならではのしっかりとした赤身の食感と、しつこくない脂が備長炭の香りと相まって最高に美味い!
牛肉と南魚沼産コシヒカリを一番おいしく食べるために考案したソースの存在感も抜群で、ご飯がご飯がススムくん。
全体的なバランスが非常に高く、派手さこそありませんが、食べ飽きることなく何度も食べたくなる味わいです。
こちらはもうひとつの看板メニュー「モツ煮定食」。
柔らかく煮込まれたモツとコンニャクの食感のハーモニーが心地いい。
モツ臭さなどはなく、甘さや旨みが凝縮されていて、ご飯との相性は抜群。
こちらも何度も食べたくなる一品。
この地域ではモツ焼きの文化があるのですが、やっぱりモツ煮もいいですね〜。
挑戦の旅路は続く
店名は「月夜に米の飯」ということわざに由来します。
国語辞典によると「月夜でいつも米の飯をたべていられること。快適で気楽な生活のたとえ。また、いつまでもあきないことのたとえ」とあります。
「いつまでも食べ飽きないメニューをつくり提供したい」
山本さんがそう話してくれていたことと重なりました。
食べ飽きない、また食べたくなる……って意外と難しいですもんね。
そこに挑み続け挑戦することを諦めない、山本さんの旅路はまだ始まったばかり。
月夜に米と牛 店舗情報
<所在地>
949-7226 新潟県南魚沼市山崎新田95−6
<営業時間>
|11:00〜15:00(夜17:30〜21:00)
<定休日>
木曜
<電話番号>
025-788-1771
<ホームページ>
https://r.goope.jp/komeusi/
<Instagram>
https://www.instagram.com/kometousi/?hl=ja