豆腐屋による、豆腐のための、豆腐屋による豆腐屋カフェが2023年3月に、南魚沼市竹俣に新規開店しました。
その名も「豆爺(まめじい)」。
「豆腐屋カフェ?」「豆爺??」
そう思ったあなたの直感は正しい。笑
正直、イメージがつかみにくいですよね。
「豆腐屋のカフェ豆爺」は創業47年の豆腐屋・星野屋が豆腐やおからを使った料理やスイーツを提供するお店。
4種類のランチメニューはもちろん、豆乳プリンや豆腐とおからを使ったガトーショコラなど、すべて店舗内の厨房で手作りしています。
豆腐といえば「ヘルシー」や「健康食品」というイメージがありますが、それだけではない魅力について、オーナーの星野伸一さんにじっくりお話をうかがいました。
冷蔵ショーケースの中には……
お店に入るとすぐに目に飛び込んでくるのが、こちらの冷蔵ショーケース。
星野屋の豆腐はもちろん、豆腐を加工したスイーツや惣菜パンがところ狭しと並んでいます。
こちらは南魚沼産の大豆をつかった絹豆腐。
冷奴でいただいてみたのですが、まずその豊かな旨味と柔らかな口当たりに驚かされます。
また大豆がもっている自然な甘みとコク、クリーミーな味わいにほっぺた紛失状態。
味噌汁に入れたり、揚げ出し豆腐などとして調理しても、まちがいないことが伝わってきました。
当初、豆爺での豆腐販売は考えていなかったそうですが、お客さんから「ここで豆腐は売らないの?」と言われるようになったので置くようにしたそうです。
ナイス👍
こちらは材料の半分以上が豆腐とおからの「もっちり豆腐ドーナツ」。
オーナーの息子さんが水泳教室に通っていた際に、泳ぐ前に小腹を満たしてもらおうと作ったのがはじまり。
水泳教室にもっていき、ともだちに配ると大好評だったとのこと。
外はサクッと、中はもっちりとした食感でやさしい大豆の味わいが伝わってきます。
こどもたちが奪い合った理由がよくわかりました。笑
こちらも南魚沼産の大豆を使った「豆乳プリン」。
普通のプリンは甘さがかなり強めですが、こちらはとっても自然な味わい。
代わりに大豆の香りと風味が強く、豆本来の旨味と甘みが楽しめます。
まとわりつくような濃厚な舌触りが特徴的な一品。
人気ナンバー1ランチメニューはこちら
「絹揚げと豚バラ肉の甘辛炒め」は一番人気のランチメニュー。
揚げた絹豆腐の香ばしさと、豚バラの脂の旨味が甘辛いタレと絡めば天国。
濃いめの味付けが魚沼産のコシヒカリとベストマッチ!
全日本人が好きな味と太鼓判を押してもいいくらい。
お酒にも合うことまちがいなし(豆爺ではアルコールの販売はしてません)。
店内は落ち着いた雰囲気で居心地もよく、ひとり用のカウンター席もあるのでありがたい。
天気がよければ大きな窓からは金城山や巻機山がよく見えます。
またテラス席もあるので、自然を感じながら雄大な魚沼の景色をおかずにするのもおすすめ。
外で食べるご飯ってなんであんなに美味しく感じるんでしょうか。笑
ちょっと変わった店名の由来とは
「豆腐はもちろん、味噌や醤油など日本独自の食品の価値を伝えていきたい」
そう意気込む星野さんは、地域での味噌作り教室や豆腐を使ったメニューづくりのワークショップなどを開催予定とのこと。
「お店が落ち着いてきたら、若い世代への伝統食品の継承にも力を入れていきたい」
と今後の展望を語ってくれました。
先代となるお父さんが47年前にはじめた豆腐店・星野屋。
「まめじい」とは昔気質で頑固、でも仕事熱心な父親へのリスペクトを込めて名付けたそう。
2022年には星野さんの息子さんも加わり新しい風が吹き始めています。
先代豆爺のこだわりと豆腐作りへの想いがバトンのように繋がっていく姿に思わず涙……
木綿豆腐に絹ごし豆腐、厚揚げに油揚げ、おからに豆乳と、絶品豆腐七変化を「豆腐屋のカフェ豆爺」で味わってみてはいかがでしょう。
豆腐屋のカフェ 豆爺 店舗情報
<所在地>
〒949-6406 新潟県南魚沼市竹俣289
<電話>
025-788-0402
<営業時間>
10:30〜16:00(ランチ 11:00〜14:00)
<定休日>
木曜・第1・3日曜日
<ホームページ>
https://www.mameg-minamiuonuma.com
<Instagram>
https://www.instagram.com/mameg_minamiuonuma/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D