「ピラティス」
って考案者の名前だって知ってました?
ドイツ人のジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次世界大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発した運動がピラティスの起源。
カラダの細部に目を向けながら正しい動かし方を学んだり、自律神経を整えストレスを解消したりなどメンタル的な改善も望めるのがピラティスの特長。
ピラティスはヨガを参考に体系化されたということもあり、よく「ヨガと似たような運動」と勘違いされることも多いですが、根本的なところに相違があります。
インド発祥のヨガはインド思想を土台とした悟りを目指すための修行という意味合いが強く、一方ピラティスは冒頭に述べたとおり負傷兵のリハビリエクササイズとして誕生した、という経緯があります。
どちらも『美容や健康にいいもの』と認識されていますが、発祥の流れや目的がそれぞれ違うのが興味深いポイントですよね。
今回はそんなピラティスで南魚沼市を元気にするために立ち上がった「ピラティス&サロンtotona」オーナーの大野沙織さんにお話を伺いました。
Instagramで奇跡の出会い
もともと専業主婦だった沙織さんがピラティスと運命的な出会いをしたのが2021年10月。
「最初にピラティスに興味をもったのは3人目を妊娠しているときでした。上の子ふたりを産んで体重も増え、カラダの線も崩れ絶望しているときに、たまたまInstagramでピラティス関連の投稿を見たんです。『私もこんな風になりたい!』という衝撃が走ったのをいまでも覚えています」
2022年6月に出産し、8月にはインストラクターの資格を取るために講習会に参加します。
そこから関連の講習会に通い詰め、いくつかのピラティスに関する資格を取得。
その年の11月に起業し、2023年4月にサロンをOPEN、という目まぐるしい活躍ぶり!
新店舗に移転!
最初のサロンは西泉田のアパートの一室でした。
お客さんが来てくれるかとてつもなく不安でしたが、ホームページを立ち上げて「南魚沼 ピラティス」というキーワードで検索上位になると、そこから予約が入るように。
またInstagramを始めるとそこからの問い合わせも増えたそうです。
1年間の西泉田サロンを経て、2024年3月に現在の駅前通りの新サロンに移転。
もともとサカエヤという靴屋さんがあった建物の2階をリノベーションしたスペースで、お隣はネイルやつけまつ毛などでお馴染みのトータルケアサロンのフワリさん。
1階にはカフェ&バーがOPENする、ということでいまから楽しみですね。
マシンピラティス
ピラティスには「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2種類があります。
マットピラティスは床にマットを敷いて行うもので、自分の体重を負荷にするのでそこまで強度はありませんし、マットがあればできるので手軽で継続しやすいというメリットがあります。
一方、マシンピラティスはピラティス氏が考案したリフォーマー、ラダーバレル、キャディラック、チェアなどの専用のマシンを使って行います。
totonaにも「リフォーマー」と呼ばれるピラティスマシンとして最も普及しているベッド型のマシンが設置されてるので、よりカラダにかかる負荷を調整でき、ひとりひとりに合ったピラティスを体感できます。
南魚沼市にはピラティスマシンが置いてあるサロンがまだまだ少なく、本格的なレッスンを受けたい、という方におすすめ。
「ピラティスを通じて健康に携わりたい」
最後に起業した理由を聞いてみました。
「学校を卒業してからいろいろな仕事に就いたのですがどれも長続きしなかったんですよね。それで自分が勤め人に向いてないことに気づいたんです。だったら自分でやるしかないと。出産直後にインストラクターの資格を取りにいったのもそうですが、勢いで行動しがちで、とにかく行動あるのみ! というのが私の長所でもあり短所でもあると自覚しています」
totonaという店名も今年で小学2年生になる長男にお願いして付けてもらったとのこと。笑
現在「痩せたい」「きれいになりたい」という20代の女性客が多く、上は72歳の方が通っているそう。
ほとんどの方が週に1回、多い方で2回ほど通い、ピラティスと自分自身に向き合う時間を楽しんでいます。
「ピラティスを通じて人の健康に携わりたい」
そんな想いでここまで突っ走ってきた沙織さんの猛ダッシュはまだまだ続きます。
totona店舗情報
<所在地>
〒949-6680 新潟県南魚沼市六日町87−24 Rビル202
<電話番号>
080-9837-7349
<営業時間>
平日 9時〜16時
土曜 10時〜17時
<定休日>
水曜・日祝
<Instagram>
https://www.instagram.com/pilates.totona202/?hl=ja