
― 自然 × 学び × 交流で広がる起業家コミュニティ ―
2025年10月23日〜24日の2日間、八海山麓スキー場にて「南魚沼ベンチャーキャンプ」を開催しました。
本イベントは、南魚沼の起業家と首都圏を中心とした起業家・事業関係者が集まり、自然の中での体験や学びを通じて交流を深め、新たなつながりや事業連携のきっかけを生み出すことを目的とした1泊2日のプログラムです。
DIYや講義、交流プログラムを通して、学びと対話が循環する2日間となりました。
オープニング交流セッション|ボードゲームでアイスブレイク
イベントのオープニングでは、日本マダミスラボの島田眞伊様による交流セッションを実施しました。
アイスブレイクとして行われたのは、「カードの厚さを当てる」というボードゲーム。一見シンプルながら意外と難しく、参加者からは驚きや笑い声があがる場面も見られました。
ゲームを通じて自然と会話が生まれ、参加者同士の距離も徐々に縮まり、会場はリラックスした雰囲気に。和やかな空気の中でイベントがスタートしました。

講義①|森林から考える地域とビジネスの可能性
初日のプログラムでは、南魚沼市を拠点に森林・林業の新しいあり方に挑戦している株式会社ForestFolks 代表取締役・桜井隆志様による講義を行いました。
講義では「南魚沼の林業とスタートアップ」をテーマに、日本の森林が抱える課題や林業の現状について紹介いただくとともに、森林を未来への価値を生み出す地域資源として活かしていく視点についてお話しいただきました。
ForestFolksでは、森林整備から環境価値の創出、カーボンクレジットの活用までを一体的に取り組み、持続可能な森林経営の実現を目指しています。自然環境の保全と経済活動を両立させる新しい林業の可能性として、参加者の関心を集めました。
参加者からも森林活用に関する質問が多く寄せられ、身近でありながら普段意識する機会の少ない「森」を、起業や新規事業の視点から考える貴重な時間となりました。

DIYグループワーク|一緒に“つくる”ことで生まれる交流
初日のプログラムでは、南魚沼の起業家と首都圏の起業家が混ざり合い、グループごとにミニチェアづくりに挑戦しました。
本ワークは、南魚沼市を拠点とする塗装会社 DON BOU color works 富岡暁浩様 にご協力いただき実施。ShopBotというデジタル工作ツールを活用して切り出された木材パーツを組み立て、木製スツールを制作しました。
やすりがけや組み立て、色付けなどの作業を進める中で自然と会話が生まれ、立場や地域を越えた交流が広がっていきました。
早く完成した参加者が他のチームを手伝う場面も見られ、互いに協力しながら、かわいらしく実用的なミニチェアが次々と完成。完成したスツールにはそれぞれのチームの個性が表れ、参加者同士の距離が一気に縮まる時間となりました。
制作したスツールは、現在MUSUBI-BAで活用されています。
自然の中でのDIY体験はとても心地よく、ものづくりを通じて人と人がつながる、南魚沼らしい時間となりました。


交流プログラム|BBQで深まる対話の時間
夜はバーベキュー会場に移動し、食事を囲みながら交流の時間を楽しみました。
参加者それぞれの挑戦や地域への想い、今後の事業アイデアについて語り合い、リラックスした雰囲気の中で、普段のイベントでは生まれにくい深い対話が生まれました。実際に、新たな事業連携の可能性も芽生えています。
八海山麓マウンテンバイクパーク 代表 五十嵐哲也様からは、ぬか釜で炊いた南魚沼産コシヒカリの新米をご提供いただきました。初めて体験する参加者も多く、その美味しさに驚きと喜びの声があがっていました。
さらに、有限会社きのこ組 代表取締役 高野将宏様による筒焼き芋も振る舞われ、その場で焼き上げられた甘い焼き芋を味わいながら、交流の輪が広がりました。
寒い野外で参加者の体を温めてくれたのは、焚火の火。薪は株式会社庄治郎商会 原澤太一様にご用意いただきました。焚火を囲みながら起業家たちは熱い談義を交わし、自然の中ならではの空気感が、参加者同士の会話をより一層深めてくれました。
ボードゲームを楽しむグループや焚火を囲んで語り合う参加者など、それぞれが思い思いの時間を過ごしながら、交流と対話を深める南魚沼らしい夜となりました。



講義②|スタートアップ法務から学ぶ事業成長の視点
2日目には、スタートアップの成長過程で重要となる法務をテーマにした講義を実施しました。
アンダーソン毛利友常法律事務所 パートナー弁護士 高橋玄様を講師に迎え、「起業・スタートアップのための法律基礎知識」をテーマに、実務に直結する内容をご講義いただきました。
講義では、「スタートアップ法務の基礎」をはじめ、「契約交渉のコツ」「典型的な紛争事例」「世界に羽ばたくスタートアップ」に共通する視点など、創業初期から成長フェーズにかけて直面しやすい課題について、実際の経験談や具体的な事例を交えながら分かりやすく解説いただきました。
特に、トラブルを未然に防ぐ契約の考え方や、交渉時に意識すべきポイントについては参加者の関心も高く、講義後には活発な質問や意見交換が行われました。
専門性の高い法務領域を実践的な視点から学ぶ機会となり、参加者にとって事業成長を支える重要な学びの時間となりました。

学びと交流が循環する2日間に
今回のベンチャーキャンプでは、
- 地域の挑戦を現地で体感すること
- 起業家同士がフラットにつながること
- 次の協働につながる対話が生まれること
を通じて、南魚沼ならではの起業コミュニティの広がりを感じられる場となりました。
今後も南魚沼では、地域内外のプレイヤーが出会い、挑戦が連鎖していく環境づくりを進めていきます。が出会い、挑戦が連鎖していく環境づくりを進めていきます。



