2025年4月、南魚沼市雷土(いかづち)に新たな風が吹きました。旭ドリーム株式会社の代表・上村和規さんが61歳で立ち上げた「うおぬま実家再生計画」。増え続ける空き家問題に正面から向き合い、「実家じまい」ではなく「実家再生」という新たな選択肢を地域に提示しています。
南魚沼市雷土に誕生、新しい“まちづくり”のかたち

長年、新潟市で建築・リフォーム業界に携わってきた上村さん。2023年3月、最愛のお父様を看取ったタイミングで退職し、地元・南魚沼へUターン。ご自宅兼事務所がある雷土地域でも空き家や高齢化が進んでおり「このままでは地域が衰退してしまう」と強い危機感を抱いたといいます。
「この土地で自分にできることは何か」
——その答えが、これまで培ってきたリフォームと住宅再生の知識と経験を活かすことでした。
不動産でも工務店でもない。“隙間”を埋める存在に

新築市場が飽和する中、リフォーム業は少人数でも効率的に動け、時代にも合っていると上村さんは語ります。旭ドリームでは、物件の買取からプランニング、リノベーション、販売までをワンストップで対応。従来の不動産会社や工務店とは違う、“その中間”の立ち位置が強みです。
「ガレージ付きにして趣味を楽しめる住まいに」
「カフェ営業もできるような間取りに変えてはどうか」
買い手のライフスタイルや目的に寄り添った提案ができるのも、豊富な経験があるからこそ。
前職では、一般社団法人リノベーション協議会に所属し、全国の事例やトレンドを数多く見てきた上村さん。その知見が、南魚沼の地域課題に対して“ちょうどいい解”を生み出しています。
「廃墟になる前に、まず相談を」——切実な思いを胸に

南魚沼市には、築100年、150年を超える立派な古民家がいくつも残っています。しっかりとした柱や梁、趣のある佇まい。けれど、住み手がいなくなれば朽ちていくのを待つだけです。
「もったいない」「どうにか活かしたい」
そんな気持ちから始まった実家再生の取り組みは、思い出が詰まった家を次の世代へつなぐプロジェクトへと成長しました。家そのものだけでなく、暮らしの記憶や、地域に受け継がれてきた物語も未来につなぐ。それが上村さんの描く“まちづくり”です。
「とにかく、廃墟になる前に相談してほしい」と上村さんは繰り返します。空き家の放置は資産価値の低下を招くだけでなく、地域そのものの活力を奪ってしまう。だからこそ、行動は“今”なのです。
バイクと再生の旅。61歳、情熱はまだまだ衰えず

オフの時間には、大型バイクにまたがってロングツーリングを楽しむ上村さん。2024年6月には、新潟から島根県の出雲大社まで、なんと往復1,700kmのひとり旅を敢行。途中で雨に打たれながらも、その道のりを楽しみ尽くしたそうです。
「人生はいつでもチャレンジできる」
61歳で独立開業を決意し、再びふるさとの地で歩み始めた上村さん。その在り方こそ“再生”という言葉を体現していると感じました。
あなたの大切な実家を旭ドリーム株式会社に預けてみませんか?
旭ドリーム株式会社 企業情報
<所在地>
〒949-7228 新潟県南魚沼市雷土507
<電話番号>
025-779-3142
<ホームページ>
https://asahidream.com