2025年4月、南魚沼市六日町に新たな食のスポットが誕生しました。
その名も「curry&burger168(いろは)」。
かつて地域に親しまれた「ショコラ」さんの店舗跡を活用し、内装を簡単にリフォームしてオープンしました。
六日町高校のすぐそばという立地もあって、学生や地域の方々にとって立ち寄りやすい存在に。
その扉の向こうには、スパイスの香りと焼きたてバンズの香ばしさがふんわり漂っています。
「いつかお店を持ちたい」が形になった

オーナーの穴沢さんは、魚沼市の入広瀬出身。もともと料理が好きで、「いつかは自分のお店を持ちたい」という思いをずっと抱いていたと言います。
長岡市のアイリッシュパブで経験を積み、独立を視野に物件を探していましたが、なかなか条件に合う場所に巡り合えず。そうこうしているうちにコロナ禍に突入し、飲食店の夢は一旦断念せざるを得ませんでした。
そんな中、コロナが落ち着きはじめた頃、「飲食やりたいって言ってたよね?」と友人から思いがけない情報が。紹介された今回の物件を見に行ったその夜には、「どんなお店にしようか」と自然とワクワクしている自分に気づいたそうです。

「これまで人に助けてもらって生きてきたから、今度は自分が誰かの力になりたい」——そんな想いも、背中を押してくれたと穴沢さんが教えてくれました。
ちなみに店名の“168”は「いろは」と読みます。響きのやわらかさや、まるいフォルムが気に入ってこの名前に決めたそうです。
ハンバーガーとスパイスカレー。このまちにはなかった選択肢

「このあたりには、ハンバーガーとスパイスカレーを専門に出すお店って、なかなかないですよね」と話す穴沢さん。そのメニューには、随所に“こだわり”が詰まっています。
ハンバーガーは、手ごねのパティを使用。肉の旨みをしっかりと閉じ込め、噛みしめるたびにジューシーさがあふれ出す仕上がりです。
バンズは魚沼市内のパン屋さんに特注で依頼したオリジナル。ほどよい厚みと弾力があり、具材をしっかりと支えてくれる、まさに“名脇役”。
さらに自家製のサウザンソースが全体をやさしくまとめ、後味はさっぱり。バーガーセットにはポテト&オニオンリングもついて、食べ応えは十分です。

そしてもうひとつの看板メニューが、日本人の舌に合わせて仕上げたスパイスカレー。小麦粉を使わず、グルテンフリーで仕上げているため、小麦アレルギーの方にも安心して楽しんでいただけます。
中でも人気の「バターチキンカレー」は、なんと完成までに3日間かけて仕込むこだわりの一皿。鶏肉はじっくりと煮込まれ、スプーンを入れただけでほろほろとほどける柔らかさ。スパイスの香りとまろやかなコクのバランスが絶妙で、食べ終わったあとに“また食べたくなる”味わいです。
かわいくておいしい。しかも、テイクアウトOK

カリー&バーガー168の魅力は、もちろん味だけではありません。
カレーとバーガー、それぞれをモチーフにしたオリジナルキャラクター入りのロゴは、「かわいすぎる!」とSNSでも話題に。
さらに、全メニューがテイクアウトOKなのも大きなポイント。仕事帰りや休日のおうちごはんに、“168の味”を気軽に楽しめるのも嬉しいところです。

さらに注目を集めているのが、新作スイーツの「フレンチトースト」。
外はカリッと香ばしく、中はふんわりとろける食感。焼きたてのあたたかいトーストに、冷たいバニラアイスを添えたひと皿は、温×冷のコントラストがたまりません。
見た目以上にボリュームがあり、満足感も◎。食後のデザートにはもちろん、ちょっと甘いものが食べたいカフェタイムにもぴったりです。
「人にごはんをつくる喜び」を、今日もここから

普段は“なんでも屋”として活動し、エアコンクリーニングなどの仕事を手がけている穴沢さん。そんな忙しい毎日のなかでも、「人にごはんをつくって“おいしい”と言ってもらえる喜びは、やっぱり特別なんです」と笑顔で語ってくれました。
肩肘張らずにふらっと立ち寄れる気軽さの中に、丁寧な手仕事とやさしさが詰まった「curry&burger 168」。今後は季節限定メニューや新作カレーの登場も予定されているそうで、ますます目が離せません。
南魚沼で味わえる、ハンバーガー&スパイスカレーの“おいしい二刀流”。ぜひ一度、その味と空気を体感してみてください。
curry&burger168 店舗情報
<所在地>
南魚沼市余川1386-9 MKビル1F
<営業時間>
営業時間:11:00〜18:00(L.O.17:30)
<定休日>
定休日:日曜
<電話番号>
080-4448-0168
<そのほか>
駐車場あり/全メニューテイクアウトOK
<Instagram>
https://www.instagram.com/curryburger168/?hl=ja