国道17号線沿いに令和6年6月10日にOPENした『和伊`s dining kitchen 向日葵(ひまわり)』は、和と洋が同時に楽しめるお店として人気を集めています。
もともと『松よし 寺尾店』だった店舗が生まれ変わりました。
周りにあまり飲食店がない場所ということで、昼はランチ、夜はお酒と一緒にディナーも楽しめるのがありがたいですよね。
事前にお店のInstagramを調べていると、和と洋のメニューが混在していることに気づきました。
ほとんどのお店が和なら和、洋なら洋とメニューを分けるところですが……。
そのあたりについてオーナーシェフの木村学さんに、じっくりお話を伺いました。
食の二刀流
「こどものころから料理をつくるのが好きで、高校生の頃には『ひまわりという名前の居酒屋をやります!』と宣言していました。しばらくは雇われシェフでいこうと思っていたのですが、今年の2月に亡くなった親父の助言もあって、自分でお店を始めることにしました」
と語る木村さん。
ご縁があって理想通りの空き店舗を借りられたことも大きかったそうです。
また「和」と「洋」の二刀流スタイルが確立したのは、自身がこれまで修行してきたお店の影響が大きかったと語ってくれました。
「例えば家族でお店に来てもらったら、お父さんは和食、お母さんは洋食、こどもたちはピザとか選択肢がたくさんあると楽しいじゃないですか? いろんなメニューがあった方がリピートもしてもらいやすいでしょ」
それぞれの外食したいもので家族喧嘩が起こるようじゃ本末転倒ですかね。笑
和と洋のお店でしっかりと研鑽を積んだ木村さんだからこそできる、お客さん想いの「二刀流スタイル」だったんですね。
変幻自在のランチメニュー
向日葵のランチメニューの特徴は内容が2週間ごとにがらっと変わること。
「来るたびにメニューが変わってたら単純に楽しいじゃないですか。季節ごとに旬の食材って変わるわけだし。そのときに一番美味しいものを一番美味しい調理法で提供する、これがウチのスタイルです。2週間ごとにメニュー表を新しく作り直さないといけないのが大変ですけど!」
確かに。
メニューの回転が早ければリピートにも繋がりやすくなりますしね。
とはいえ、メニューの内容を考えたり、メニュー表を作り直す手間を考えると……頭が下がります。
そんな期間限定の向日葵のランチ4種類をご紹介させていただきます。
南魚沼産コシヒカリを満喫するなら
「自家製塩麹に漬けたポークジンジャー定食」は、塩麹が生み出すまろやかな風味と豚肉の柔らかさが絶妙に調和した一品です。
塩麹に漬け込まれた豚肉は、程よい塩気と発酵による深い旨味が感じられ、噛むほどにジューシーさと肉の甘みが広がります。
爽やかな香りが後味をすっきりとさせ、ご飯との相性も抜群。
ご飯は以前、こちらでも紹介させていただいた南魚沼市の『こまかた農園』のお米だから間違いありません。
柑橘系の爽やかな香りが秋の味
「秋鮭の醤油麹柚庵焼き」は、香ばしく焼かれた鮭に自家製醤油麹の豊かなコクがしっかりと染み込み、深い旨味を引き出しています。
柚庵焼きならではの柚子の爽やかな香りが鮭の脂の甘みを引き立て、後味にさっぱりとしたアクセントを与えます。
外はパリッと香ばしく、中はふっくらと柔らかい鮭の食感が絶妙で、これまたご飯との相性も抜群です。
魚の定食なら罪悪感なく完食できますね!
駒形農産の八色椎茸がたっぷり!
「魚沼茸とベーコンの和風スパゲティ」は、風味豊かな魚沼産の茸が主役の一皿。
八海山の天然水で丁寧に育てられた完全無農薬栽培しいたけだから、味わいも香りも濃くベーコンにも負けない旨みが感じられます。
また舞茸は南魚沼を代表とする「雪国まいたけ」を使用。
醤油ベースの和風ソースが具材と麺にしっかり絡み、口の中に深い滋味が広がり、気づいた時にはペロリ一皿いっちゃいます!
付け合わせの温泉卵と合わせると、さらに口の中に幸せが訪れますので、忘れずに一緒にどうぞ。
夜限定のピザがランチでも楽しめる
「自家製塩麹に漬け込んだ海老とジェノヴァーゼのピッツア」は、香ばしく焼き上げられた生地の上に、プリプリの海老とバジル香るジェノヴァーゼソースが味わえる贅沢な一品。
塩麹に漬け込まれた海老は旨味が凝縮され、噛むたびに豊かな風味が広がります。
ジェノヴァーゼの爽やかなバジルの風味が、海老の塩気と見事に調和し、全体をまとめ一皿の完成度を高めます。
とはいえしっかりとチーズ感も楽しめるので、お子様にもおすすめの一皿。
夜メニューも和と洋の二刀流
夜メニューももちろん和と洋の二刀流スタイル!
「自家製ピクルス」と「お新香の盛り合わせ」が同時に食べられるお店がいまだかつてあったでしょうか。笑
その日の気分や一緒に食事を楽しむ人に合わせて、和で攻めるもよし、洋で攻めるもよし。
各種宴会、女子会、飲み放題のコースなどもありますので、ぜひ一度ご相談ください。
彼方に見える八海山が最高のスパイス
「空腹が最高のスパイス」
と言いますが、こちらは遠くに見える八海山が食事の味を何倍にも引き立てるスパイス役になってくれています。
和と洋をハイクオリティーで楽しめる『和伊`s dining kitchen 向日葵』には、こどもの頃からの夢を叶えた、こだわりのオーナーシェフがいました。
店舗情報
<所在地>
〒949-7104 新潟県南魚沼市寺尾1180-1
<電話番号>
025-788-0366
<営業時間>
11:00〜14:00
18:00〜22:00
<定休日>
木曜、水・日曜ディナー