「自分がつくった料理を誰かがおいしそうに食べている姿を見るのが好きなんです」
そう語ってくれた長 瑞希さんが、ランチとディナーが楽しめるキッチン『Baro(バロ)』を新規開店したのは令和5年7月12日。
お店は六日町駅からは徒歩5分。
移転した『CoCo茶屋』さんがあった店舗に入りました。
「私の料理愛と家族愛を伝えたくてOPENしました」
そう語る、南魚沼市の数ある飲食店の中でも最も若いであろう、オーナー兼シェフの長さんにお話を伺いました。
料理沼
むかしから友人を自宅に招いて手料理を振る舞うのが大好きだった長さん。
そんなこともあり高校卒業後は、そのまま飲食業界へ。
魚沼市の名店『スペインバル que da uno(ケダウノ)』さんと『オズきっちん』さんで修行を積みました。
新しいメニューをつくれるようになることに喜びを覚え、さらに料理の世界にどっぷりハマっていったそうです。
20代も中盤になり「いま独立しなかったら一生独立できない!!」そう思い立ち、物件探しをスタート。
なかなか気に入った店舗が見つからず四苦八苦したそうですが、必死の思いで不動産業者を回り見つけたのがいまの店舗。
もともと飲食店だったこともあり、ほとんど居抜き状態で借りれたのも運がよかったと長さん。
イチからの店舗づくりは初めての経験だったので大変苦労したそうです。
26歳という若さでの決断に拍手喝采を送りたい!!
おすすめランチメニュー
自慢のランチメニュー「自家製ミートソースのラザニア」をいただいてみました。
トマトのフレッシュな風味と、ミートソースの深い味わいが絶妙な茹で加減のパスタシートとからまって絶妙なハーモニーを奏でています。
またチーズのコクが豊かなクリーミーさを演出。
お皿に残ったミートソースをバゲットにのせていただく喜びを知りました。
自宅の食卓にラザニアはほとんど登場しないと思いますので、ラザニアに飢えている方はぜひ一度味わってみてください。
世界のクラフトビール
またディナーでは世界中から厳選した8種類のクラフトビールが味わえます。
こちらは「ムーチョ アロハ」というハワイのサーファーがつくったビール。
ブルーの缶が麦芽の香りと爽快な味わいが楽しめるピルスナータイプ。
フライドチキンやガーリックシュリンプなど濃い味付けのメニューにベストマッチ。
オレンジの缶はフルーティーな香りが楽しめるペールエールタイプ。
おすすめはステーキやハンバーガーなどのお肉料理とのペアリングとのこと。
ほかにもデンマークやチェコのクラフトビールも用意してありますので、全部飲み干して喉越し世界旅行を堪能してみてはいかがでしょう。
おばあちゃんLOVE
こどもの頃に食べた祖母のつくる手料理に強く影響を受けた、と長さん。
なかでも「醤油おこわ」と「たくわんのきんぴら」「いものにっころがし」は、いまでも大の好物とのこと。
そんな長さんが大切そうに抱えている「たかこばあちゃんの梅酒」は、実際に祖母がつくったもの。
ほんのり梅香る、甘さ控えめなおすすめの一品。
メニューのなかでもひときわ目を引く「母の素朴なバナナクレープ」と合わせていただけば、長さんの家族愛が100%伝わってくるかも!?
自宅でつくっている自家栽培の野菜はもちろん、近所の方からいただいた野菜などもありがたく使わせてもらっているそう。
「採れる野菜は季節によって変わるので、旬に合わせてメニューを変えるのが楽しみ♫」
と嬉しそうに語る長さん。
おばあちゃんのDNAをまるごと受け継いだことが伝わってきますね。
自由民になれる場所
やさしい照明が灯り居心地のいい店内はカウンターに4席とテーブル席が2つのみ。
コンパクトだからこそ生まれる交流や人との繋がりを大切にしたい、と長さん。
「私の家に遊びにきてもらう感覚で通ってほしい」とも語ってくれました。
店名の『Baro』とは、かつてオランダ周辺で使われていた言葉で「自由民」という意味。
長さんが創造するメニューの数々と小粋な洋楽のかかるスペースで、ひとときの自由民気分を味わってみてはいかがでしょう。
Baro店舗情報
<所在地>
〒949-6680 新潟県南魚沼市六日町27-1松村ビル1F
<電話番号>
025-788-1949
<営業時間>
ランチ 11:00〜14:30
ディナー 17:00〜22:00
(日曜日は11:00〜17:00まで)
※6名から貸切可
<定休日>
月曜日
<Instagram>
https://www.instagram.com/baro_0712/?hl=ja